中学校の技術科みたいです
午後からは一人でゆったりとした時間を過ごしていましたが,あることがきっかけで急きょ忙しくなりました.
それは,お隣に展示されているクラウス15号機関車の運転席に上がりやすいように台というかプラットホームのようなものを作るという構想.
その設計図を描くことになってしまいました.たまたま化石のスケッチ用においてあったグラフ用紙を取り出し,図面を引き始めました.
単純に3面図ですが,中学校の技術科でならった知識が初めて役に立った気がします.この図面を大工さんに見せて意見を伺うことにします.だめだしされるでしょうね
新しい視点の展示会でした
東京をスタートしてとうとう大阪まで来てしまいました.2日間の移動としてはかなり長い方でしたね.その仕上げは市立自然史博物館での恐竜展を振り返ってみます.
ここにはいったい何回足を運んだのでしょう.日本の博物館の中で一番回数が多いのではないかと思います.
今回は恐竜展といってもただの恐竜ではありません.同じ恐竜を成長段階ごとにたくさん並べるという新しい試みがなされています.
たとえばトリケラトプスだとこんな感じ.そもそも以前は別な種だと考えられていたものです.成長によってこんなに変わるんですね.
この襟飾りがどんな意味を持っていたのかという解釈も,従来とはだいぶ変わってきたようです.
生体復元もずいぶんいままでとは違います.しかも襟飾りは興奮すると色が赤くなるという新説も.いま赤くなりかけているところですよ.
おお~ これはすごい!ぐりぐり動いてますね.でもよく見ると手がずいぶん小っちゃい.これもホーナー博士の新しい解釈のようです.
今回のサブタイトルにもなっていた,世界最大のティラノサウルス頭骨.実物だそうです.そんなの組み立てちゃうんだあ.
動く展示物がけっこうたくさんありました.こちらは大人のティラノサウルスとお子様が餌を食べるときの違いを比較したもの.子どもの背中に羽毛が見えますね.大きい方はバリバリいわせて骨をかみ砕いてます.
出口近くにおいてあったヒパクロサウルス.どういう意味があってここにおいてあったのかよくわかりませんでした.だからそれほど気にしてなかったのですが,これも実物なんだそうです.
こちらの恐竜展は6月3日までらしいのでまだ見ていない方はお見逃しなく.わりとコンパクトな展示なのでじっくり時間をかけてみることができました.
名古屋のリベンジを大阪で
名古屋で行きたかったのはじつは鉄道リニア館でした.せっかく月曜に開いていたのに残念でした.
しかし,大阪にも老舗の鉄道博物館がありました.こちらは月曜休館ですが,火曜日なので開いています.
名古屋からのぞみで今度は一気に新大阪へ.めざす博物館は大阪環状線弁天町駅のすぐ下.駅が高架になってますから.
何とも懐かしい感じの駅舎です.ホームにはSLが入っています.
いやあー こちらもたまりませんね.この鼻面が好き
誰もいないので運転席に座ってみました.おじさんは少し恥ずかしがり屋なんです.
電車のシミュレーターにもどこかのおじさんが.かなり苦心してます.なかなか走りません.ブレーキは解除したけどマスコンを操作していないようです.
すぐに時間切れになってしまい降りてこられたので,もう一度ちゃんと運転してくださいとおすすめしました.待ってる子どもはいませんから.もちろんその次は私
大きなジオラマ.でもデモ走行にはまだ時間があったのでパスしました.
そのほか航空機のエンジンやバスなどの展示もあって,乗り物好きにはたまらない空間でした.
ついこんなところを見てしまいます
次のネタに行こうと思ったのですが,OCEANで最後に気になった標本を紹介します.クジラなんですが,最近クジラを見ると舌骨に目がいきます.
アンブロケタスの舌骨.デスモスチルスなんかと似ているかもしれませんね.ヒゲクジラなんかとは全然違う形をしています.当たり前ですが.
こちらはバシロサウルス.かなりクジラらしい体型になってきましたね.クジラなのになぜかサウルスと呼ばれちゃったんですよね.
バシロサウルスの舌骨.ちゃんとありました.いまの歯クジラと比べると甲状舌骨がかなり細長いです.
今回これを初めてじっくりながめてみました.耳骨ですね.これを見るとやっぱりクジラだなっておもいます.
もうすぐ帰ってきます
名古屋まで来た一番の理由はヌマタカイギュウたちが参加しているOCEAN展の名古屋会場を見学することです.いよいよ今回が最後の会場となります.
会場の名古屋市科学館までは駅から少し遠いようでしたが,開館まで時間があったので歩くことにしました.たぶん地下鉄で3駅くらいかな?
今回は主催者からいただいていた招待券を忘れずにもってきました.大阪では泣きましたからね.
さて,今回は前日見学させていただいた命の海科学館所蔵の標本に注目してみました.こちらはエディアカリアだそうです.名前からするとエディアカラ動物群と関係ありそう?
これ,好きですねえ.命の海の館長さんも「最初は逆さまに復元されたんですよね」と力説しておられました.ハルキゲニア
忘れちゃいけないヌマタカイギュウ.今回はステラ-カイギュウの前面に出しゃばっちゃいましたか.
そしてヌマタネズミイルカ.こちらはやっぱりちょっと控えめ.まあ四つ足のクジラさんを差し置いて前に出るわけにはいかないですからね.並んでいられるだけでもすごいんだから.
もちろん他にもすごいものはいっぱいありますが,私はもうこれで4回目なのでちょっと飽きてきた?OCEAN展名古屋会場は6月10日までです.そのあと海牛とイルカは1年ぶりに里帰りします.
意外とすごいものも
日蝕観測を終え,ホテルに戻って朝食を済ませたあとは,一路名古屋へと向かいました.といっても目的地はその手前の蒲郡市.
各駅停車のこだまに乗ったのは久しぶりでした.でも残念ながら車体は700系になってしまったんですね.
目的地は蒲郡市にある命の海科学館.名前だけ聞くと水族館みたいにも思いますが,展示を見た感じとしてはちゃんとした博物館ですね.
1階で受付をして料金を払うとき,JAFの会員証で割引になりました.いただいたチケットは団体用のものでした.
エントランスホールにはいきなり私の注意を引く化石が.ペルー産のクジラだそうです.800万年前でナガスクジラ属.うちで見つかっているクジラとすごく近いかもしれません.
口の中にはなんとヒゲの痕跡が.でもなぜか下顎.
こども向けのちょっとした仕掛けがいろいろありました.この丸い積み木(木じゃないけど)には地質年代の名前が書かれています.それぞれの高さは時代の長さを表しているようです.順番をまちがって積むとバランスが崩れて倒れます(だとおもしろいんだけど・・・)
中庭に恐竜さんたちが
メイン展示室は2階ですが,吹き抜けを利用してプレシオサウルスが展示されていました.タラソメドンですね,もしかするとうちで展示している標本と同じかもしれません.
展示室はそれほど広くはありませんが,スペースを有効に使っています.たとえば床にも至る所にこんなものが.
ここのコレクションのなかで,おそらく一番力を入れているようなのが『バージェス動物群』でしょう.化石の横に金属のピンが立っていてそれがセンサーになっています.その先に触れると画面に解説が現れるというちょっとおもしろい仕掛けになっています.
そのとなりには中国のバージェスとも言える澄江(チェンジャン)動物群もありました.澄江といえば,かつて大森先生がご存命中にツアーの案内をしていただいて見学に行ったことを思い出しました.
そんなふうにしげしげと化石を眺めているものだから,怪しい人に見えたのでしょうね.たまたま館内を巡回されていた館長さんが声をかけてくださいました.そうなると正体を明かさないわけにはいきません.
館長さんに直接ご案内をしていただいたあと,ちょうどタイミング良く始まった解説員による展示解説ツアーにもご一緒させていただきました.でもあとでちゃんと感想というか助言を求められました.
お客さんはどうやらおばあちゃんと小学生のお孫さんという感じの方たち3名でした.解説員の方は手元にパネルを持ちながらとてもていねいな説明をされていましたが,こどもさんたちにはちょっとわかりにくい内容だったように聞こえましたので,素直にそのことをお話ししておきました.
その間に館長さんが今度は学芸員さんを伴って戻ってこられました.正規の専門職はお一人ということでしたが,若い女性の学芸員さんでとてもやる気あふれる方でした.私が送らせていただいている化石館年報のこともよくご存じのようでした.ちょっとうれしい
その方にも案内していただいて最後に見たのがこれ.魚竜です.その学芸員さんもよその博物館を見に行くとつい展示物の固定方法やライティングを見てしまうといっていましたが,まったく同感.同業者の悲しさです.
その脇に小さな全身骨格が.でも有名なタブリンさん作の木製レプリカです.本当に良くできていますね.
アップでながめると細部まで残っていて,本当にきれいな標本ですね.たぶん横で見ていた知らない人はまるでなめるように見ている私を不審人物と思うことでしょうね.
帰りに受付にあずけておいた荷物を受け取ったとき,ショップに飾られているぬいぐるみが気になりました.カンブリアの動物たち.アノマロカリスとかはよく見かけますが,あまり見たことのないものがたくさんあります.で,ついその中の1個を手に・・・サンクタカリスだそうです
予定外に長居をしてしまったため名古屋に着いたのはもう5時近くになったとき.本当はもうひとついってみたいところがあったのですが,それはまた次回のお楽しみにとっておきます.
天は味方した?
きょうの金環蝕を見るために,昨夜千歳から東京行きの最終便に乗りました.ホテルに入ったのは11時半過ぎ.
でもそのまま寝るのではなく昨日の行事報告などブログの更新を.それからやっとシャワーを浴びて寝たのは1時.
5時半にアラームをセットしてありましたが,やはり一発では起きることができませんでした.10分後に何とか起き出し,急いで準備.
宿泊していた天王洲アイルから観測ポイントのお台場まではりんかい線で一駅です.そこで先乗りしていた仲間と合流.いいポイントを探しておいてくれました.
現場入りしたのは6時半近かったのですでに太陽は欠け始めていたはず・・・というのも一面の曇り空でポツポツ雨も.一同かなりあきらめモードに入っていました.
でもそんな望みが天に通じたのか,雲の隙間から何とか太陽が見えてきました.すでに半分近くかけています.
6:44
7:07 フィルターをはずして雲を通してみるとこんな感じです.
7:09 かなり欠けてきました.雲のせいもあってあたりは夕方のような感じにかなり薄暗くなりました.気温も下がり涼しくなりました.

7:12 金環突入直前.このあたりでまた少し雲が邪魔をします.

7:19 およそ5分間のショーはあっけなく終了.いつもあたふたと写真を撮るうちに終わってしまいます.
7:24 徐々に太陽が戻ってきました.
7:39 再び半分くらいまで戻ったところで私は観測終了.仲間は最期まで見届けるといっていました.
船で海上から観測していた人たちも戻ってきました.

途中で観測を打ち切ったのはホテルに戻って朝食を食べる時間を残したかったから.でもその前にお台場に来たらどうしても寄っていかなければならない場所も・・・ つづく
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